「復活のF」感想
久しぶりに「復活のF」を観たら意外と楽しめたので、感想を残します。(ツイッターより転載して推敲)
楽しめたのは、当時のがっかり度が高すぎたのと、超やらのこれまでの顛末を見てきてハードル下がりまくってるからかもしれない。良いところがいろいろと見つかりました。
ゴールデンフリーザは戦闘力で超サイヤ人ゴッド超サイヤ人よりも強いし、狡さや悪さでも悟空とベジータに勝ったんだよな。フリーザがとにかく際立つ映画だ。
フリーザが、ちゃんとひどいくらいのワルなのがいいよな。「良き夫ベジータ」とか「クズ孫悟空」みたいに「理想の上司フリーザ」と(一部で)言われてたころに、かばいきれないくらいの悪役として出てきてくれた。
あと、悟空がいわゆる「おバカ」キャラじゃないのもやっぱり鳥山明脚本だからですかね。油断したりはするけど。
フリーザが復活するときにスカウターがボンボン爆発するの、ハッタリが効いてていい演出だな。「超サイヤ人だ孫悟空」で悟空が疑似超サイヤ人になるときに似てるかな。
やっぱり復活のFの段階では、普通のサイヤ人の状態で超サイヤ人ゴッドのパワーを持ってるってことなんだろうな。だから「『超サイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人』の超サイヤ人」になるんだよな。他の超サイヤ人にならないし。「今じゃそこまでならなくてもいいんだよ」は伊達じゃないってことで。
超サイヤ人ゴッド超サイヤ人の変身シーン、初見は地味だと思ったけどコンセプトとしては「落ち着いた超サイヤ人」だからこれも悪くないのかも。「はあああああっ」とかじゃなくて「はっ!」だもんな。
「復活のF」は鳥嶋氏の監修のもと鳥山明脚本を何度もボツにしてようやくオッケーになったとのエピソードがあるけど、それでこの出来では、鳥嶋チェックの信頼性が疑わしい。最近やたらもてはやされてるけど。「ブロリー」はノーチェックなんだろうか。